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【BFガイド】椿まつりバリアフリー参拝ガイド2023

#椿まつり #バリアフリー #ガイド #松山 #商売繁盛

※令和4年12月15日の時点では通常開催される予定となっています。covid19流行状況によっては変更となることも予想されます。

椿まつりと春の訪れ

「伊予路に春を呼ぶ」とされる椿まつり

普段は鳥のさえずりが聞こえる住宅街にある森と神社という感じですが、お祭りの間は人々の活気と熱気あふれる3日間となります。ここ数年は世界的流行病のため自粛的に開催されていましたが、それ以前は3日間で40万人以上の人々が参拝に訪れる大きなお祭りなのです。

「今年は椿まつりが遅いから寒い日が続くのだな…。」「今年は早いから春の訪れも早そうだ!」と地元の人はつばき祭りがいつあるのかで季節を予想します。

令和5年の椿まつりは1月28日(土)、29日(日)、30日(月)だそうです。ということは春の訪れも早そう!

今年こそはきちんとお参りがしたい!!
そこで今回は、伝説と歴史を紐解きながら椿まつりバリアフリー参拝ガイドをお届けします。

椿まつりの歴史を紐解く!

毎年開催日が違うけど、一体椿まつりはいつ行われるのか???

ハイ!
現在、旧暦正月8日とその前後の3日間開催されています。

厳しい寒さも峠を越し、物の芽が動き始める頃、農閑期も終りを告げ田越しする前の春の訪れをお祝いするということが椿まつりの始まりだそうです。

更に掘り下げると
太古の昔神社周辺は海原だったそうです。「春に近い上弦の月の初期ごろ」に山の人と海の人がこの地で祈りを捧げた後に、大きな椿の樹の下でそれぞれ海の幸と山の幸を物々交換したり、情報交換をしたそうです。

更にさらに掘り下げると
本殿に祀られている伊豫豆比古命(いよずひこのみこと)、伊豫豆比売命(いよずひめのみこと)のお二人の神様が船に乗ってこの地に到着なされたときに、潮鳴栲綱翁神(しおなるたぐつなのおきなのかみ)が船の纜(ともづな)を繋いでお迎えされたという伝説があり、その場が神社境内にある舟山なのだそうです。

(ちなみに椿神社では平成24年(西暦2012年)に2,300年祭がおこなわれています。)

そんな歴史と伝説を頭に入れたところで、いざ大鳥居をくぐり楼門へと!

楼門前は階段となっていますが、門そばにスロープが設置されていますので車いすの方ベビーカーを押している方もそちらをお通りください。

楼門そばの楠には「お紅さん」と呼ばれる牝狸が住んでいるとの伝承があるのだそうです。

スロープを通り境内へ入ると石畳が敷かれており車いすでも通りやすくなっています。ただ石畳と石畳の間に溝がある箇所があります。車いすの前輪がハマらないよう気を付けましょう。

いざ本殿参拝!!

賽銭のひびきに落ちる椿かな (子規)

正岡子規も訪れた椿まつり。いよいよ本殿へ!

本殿前は階段となっていますが、(階段左にあるのが舟山です。)車いすの方、ベビーカーを押されている方は社務所横のスロープを使って本殿にいくことができます。(それなりの傾斜があるので車いすの人は押してもらった方がいいと思います。)

スロープを上がり本殿正面に向かい、「さあ、お参りをしよう!」となりますが、
ちょっと待った~!!

慣例として
椿神社では本殿にお参りする前に本殿向かいにある奏者社(そうじゃしゃ)をお参りする慣習があるのです。

というのは、先にお二人の神様を潮鳴栲綱翁神がお迎えしたことをお伝えしましたが、奏者社にその潮鳴さまがお祀りされているのです。そこで私たち凡人も潮鳴さまに本殿の神様へ取り次いでいただくということでまずは奏者社をお参りするのです。
(ただし奏者社へは階段となっているので、車いすの人は階段手前からのお参りとなります。)

潮鳴さまにご挨拶していよいよ本殿参拝!!

再拝(二礼)
〈祈り〉
二拍手
〈祈り〉
一拝(一礼)

どう心を込めるか、また込めたほうがよいのかは、参拝される皆さんの心の持ち様です。

本殿には、伊豫豆比古命(男神)、伊豫豆比売命(女神)、伊与主命(いよぬしのみこと 男神)、愛比売命(えひめのみこと 女神)の四神が祀られています。

ちなみに愛媛県という県名は愛比売命から来ているそうです。女神の県なんですね。全国の都道府県で神さまの名前を県名にしたのは愛媛だけだそうです!

本殿は回廊式になっています。
正面向かって左側から廻るようになります。毎年松山中央高校の生徒がその年の干支の絵を奉納しています。ちなみに回廊式となっている神社というのはそれほど多いわけでもないそうで、また本殿裏で再度お祈りするのは愛媛独特のスタイルだそうです。

本殿裏には寒椿桜の木が植えられています。梅と同じか梅が咲き終わったころに咲くそうです。

そうそう、大事なことを忘れていました。地元の人はみんな「椿神社」とか「つばきさん」と言いますが、本当は「 伊豫豆比古命神社」なのです。

それなのに「椿神社」と呼ばれる理由は、先にも書きましたが太古の時代神社周辺は一面の海原で、港のことを「津」と言い、そのそばにあることから『津の脇の神社、すなわち「つわき神社」がなまって「つばき神社」となった。』という学説と、中世末には境内一帯に藪椿のほかいろいろな種類の椿が自生していることから、「椿の神社」つまり「椿神社」となった民間伝承があるそうです。

人々の願いが込められた富久椿のお守りがずらっと掛けられた通路を通り本殿の参拝終了となります。もし御祈祷を受けたい場合は中に入れるようにスロープを設置してくれるそうです。

なお椿まつりの間のみ大繁昌守という大きなお守りも授与いただけるそうです。商売繁盛を願われる方は是非!!

またお祭りの3日間は「貸銭(かしぜに)神事」と言われる小額の守り金を借り、翌年は倍額(多いとの意)にしてお返しする行事もあります。これも椿まつり独特の行事だそうです。その他お忍びの渡御(おしのびのとぎょ)、合せ火(あわせび)という神事もあるそうです。詳しくは椿神社のホームページをご覧ください。

参拝後のお楽しみ

帰りは再びスロープを通ります。降りる時は気を付けましょう!

降りたら摂社をお参りしましょう!

御倉神社(みくらじんじゃ)は、農業・家内安全にご利益あります。

勝軍八幡神社(かちいくさはちまんじんじゃ)は、必勝祈願・合格祈願・学業成就にご利益あります。

児守神社(こもりじんじゃ)は、安産・母乳・こどもの健康にご利益あります。

これでこの1年安泰です!!

ところで
椿まつりは3日間(×24時間)72時間行われます。
参拝日時によっては相当混雑しますので、人混みが苦手!という場合は午前中(朝早く)をお勧めします。

例年椿神社の前の通りは車両通行止めとなり、沢山の露店が出ています(多い時には800もの露店が!)。縁起物のお店、食べものお店など色々とあるので、帰り道はそれらもお楽しみください。

美味しい海のもの・山のものを食べてお腹を満たすのもよし、縁起物のお飾りを買って景気づけするのもこれまたよろしです!!

How to get to 椿神社 on おまつりdays

椿神社 (伊豫豆比古命神社) は松山市中心地から4キロほどのところにあります。

伊豫豆比古命神社(椿神社)
住 所:愛媛県松山市居相2-2-1
TEL:089-956-0321(椿神社社務所)

椿神社には駐車場がありますが、椿まつりの間は使用できません。国道33号線交差点からはなみずき通り交差点まで車両通行禁止となります。車でお越しの場合は椿神社周辺に有料の臨時駐車場(個人宅の空スペース等)ができますのでそちらを使うか、公共機関(伊予鉄バス)をご利用ください。

最後に「おでかけイーヨ」ならではの確認ポイント❝バリアフリートイレ❞は正面駐車場(大鳥居のあるところ)にあります。(駐車場も露店が並びます。)


それではみなさまのご参拝がよりよきものとなりますように、そしてたくさんの富久(福)が訪れますように!!

椿神社(伊豫豆比古命神社)の公式ホームページはこちら

※ガイドを作成するにあたり伊豫豆比古命神社(椿神社)の神職の鶴田さんに案内していただくと共に、椿神社のホームページを参考にさせていただきました。


より詳しい椿神社バリアフリー情報はこちら

取材:令和4年(2022年)12月

調査モデル:Meg(メグ)(車椅子サイズ:横幅62cm × 奥行104cm)

編集:IncluDe(インクルデ)